国生み神話と伊弉諾神宮

古事記と日本書記による『国生み神話』では、伊弉諾尊と伊弉冉尊の
男女二柱の神様が、天の浮橋から沼矛で潮をかき混ぜ、引き上げた時
にしたたり落ちた潮が淤能碁呂島となり、その島より淡路島、四国、
隠岐、壱岐、対馬、佐渡、本州と生み出せれたとあります。そして天
照大神に国家の統治をまかされ、最初にお生みになられた淡路島の多
賀の地に幽宮を構えて余生を過ごされました。その後ご住居跡にご神
殿が造営され、最古の神社として創始されたのが伊弉諾神宮です。伊
弉冉尊は国生みのあと様々な神を生みましたが、火の神を生んだこと
が原因で命を落とされました。その後長く伊弉諾尊一柱であったので
すが、1932年より男女神として二柱をお祀りしています。